【当ブログの説明】

こちらは、かつてPosterousというミニブログサービス上で運営されていた「ほぼ日刊ひろさの」及び「煩悩の赴くままに」というコンテンツを再生することだけを目的に開設されたブログになります。
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2011年3月9日水曜日

007:ボクラの音楽!の巻#1

前回の充電の話の続きでガジェットの事を語ろうと思ったんだけど、

【旧】煩悩の赴くままに: 006:バッテリーとか充電とか……の巻
これが前回のバッテリーとか充電とかに関する話。というか結局はバッテリーの問題でiPhoneでなんでもしようとは思わないって話かな。

どっちかつーと完全に導入部分は音楽の話になっちゃいそうだな、こりゃ。


ってな感じで今日は音楽プレーヤーの話。

なんでiPhoneで音楽聴かないのか?って理由を思い起こすのには、かなり昔にさかのぼることになっちゃう。これだけでかなり語れると思うよ。だてに40年以上も生きてないからね。

かなり古い話になるけど、ボクの最初に出会った音楽プレーヤーってのが所謂「ラジカセ」ね。

ラジカセってのは、ラジオとカセットデッキが一緒になったヤツ。モノラルスピーカーで、オートリバース(最近の人、わかる?)なんかまだまだついてない、ラジオもAMしか入らない。

夏休みのラジオ体操用に親が買ったナショナルだかテクニクス(いずれにしても今のパナソニック)のラジカセね。

これを使って土日の文化放送のベストテン番組で当時流行った歌謡曲をエアチェックすんの。

「井上順のロッテ歌謡紅白ベストテン」とか「森田公一の青春ベストテン」とか「小川徹也の全日本歌謡選抜」とかね。

カセットに録音するんだけど「ガッチャン!」てな感じで再生と録音のデカいボタンを押してさ。松田聖子や田原俊彦が出始めた頃かな。かなり古いでしょ。

ラジオを録音するときは外部の音が入らないんだけどさ、テレビの音を録音するときはテレビのスピーカーの近くにラジカセ置いて、家族にしゃべっちゃダメだ!なんていったりしてね。そうやってアニソン録音したりしてな。しばらくたってからラインつなぐっていう知恵がついてそんな心配も無用になるんだけどね。

中学にあがる直前に貯めたお年玉で自分専用のラジカセ買った。ダブルデッキでオートリバース付き、スピーカーを分離してミニコンポっぽくできるナショナルの製品だったかな。結構デカいヤツ。

そこで土曜日の夕方にFMでやってた高島忠夫のベストテン番組をエアチェックして衝撃受けたね。

だって、イントロ途中まで「今週の第○位は......」的なコメントをギリギリまで言うのがそれまでの常識だったんだけど、ちゃんとイントロ前にコメントが終わって、しかも「それでは続けて3曲、どうぞ」ってな感じで、いっぺんに録音できちゃうし、曲と曲の間も何気にフェードアウトしたりしてさ。録音するのが楽だった。

最初はアイドルの曲ばかりだったんだけど、フォーク崩れのニューミュージックが流行りだしてさ。それに傾倒してって、オフコースのアルバムとか何枚か買ったな。まだCDじゃないからね、レコードだから。EPとかLPとか。シングルレコードのことをドーナツ盤なんて呼んでたもんなぁ。


レコードをカセットに録音するのには、レコードプレーヤーが必要になる。

オヤジのステレオを拝借してさ、友達と貸し借りしたアルバムをカセットに落とすんだ。

でもね、今じゃ考えられないけど、ブチブチと雑音が入るんだよ。

静電気でレコードに埃が着いちゃうから。スプレー状のクリーナーでキレイにしてから録音という厳かな儀式に臨んだものだよ。

それでもレコードに傷が着いてると飛んじゃうからさ、プレーヤーのヘッドに一円玉を何枚か重しで乗せたりして。

昔のアルバムってさ、46分テープにちょうど収まる長さだったんだよね。だいたい収録されているのは10曲くらいだったかな。

……とまぁ、まだまだ先は長くなりそうだ。

すまんがこの音楽回顧録、しばらく続くよ。

(つづく)

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